彫紙アート

全国彫紙アート展2019に出展しました

昨年に引き続き、本年も全国彫紙アート展に出展しました!

彫紙アートを始めてようやく1年。基礎的なことがやっと分かってきた…という腕前ですが、人前に出す。今の自分の精一杯を表現する。ということが大事、と師匠に教わりましたので、臆せず挑戦してきました。

本当は事前に告知したらよかったのですが、制作に手いっぱいでそれどころではありませんでした。。お恥ずかしい…。

まずは、「彫紙アート」にする前の下絵をご紹介。

アナログで描いたイメージ画をPCに取り込んで色々と調整したものです。ここまで来るまでにすでに紆余曲折ありすぎて、実はこの下絵が完成したのは出展5日前ほど。それから紙を重ねて、でも、彫るまでに更に二日ほどかかりました。

今回の作品は28枚の紙を重ねて彫ってゆくのですが、もし、紙の重なりに致命的なミスがあった場合、もう出展が間に合いません。何度も何度も確認し、彫り始めるまでに、二日が経過…。もういい加減彫り始めなくては間に合わない。

あと三日。ほぼ徹夜でやれば何とかなる。60時間ある。そんな気持ちで取り組みました。正に、最終日は完全に徹夜。頑張った。苦しかった。でも、平面の作品にはないものが表現できる。それが彫紙アートの醍醐味。(自己満足かもしれません(笑))

そして、完成した作品がこちら。髪の毛を少し洋服の前に垂らすなど、下絵から若干のアレンジをしています。

少し立体感があるのがお分かりいただけますでしょうか?全てのパーツがアートナイフで切り出されて描かれています。原則、貼るのではなく、出したい色の紙の階層まで彫っていく。という作業。(この作品の睫毛は表現上貼る方が好ましかったので黒い紙の階層で貼っています)彫り始める前に紙の階層をよく考え、何番目にどの紙が来るか計算しつくして作品を彫り始めます。

バラの花は8枚の階層になっています。

実は…目の色が。本当は欲しかった色が手持ちになく、淡いピンク色になってしまいました。これは本当に残念です。もっと早く下絵が完成して紙の準備ができていたら良かったのですが、間に合いませんでした。

目の色が希望通りでないなんて。致命的なミスです。が、これも自分の未熟さゆえ。勉強ですね。

来年はもっともっと頑張って去年よりは良くできた!といえる作品を出展したいと思います!がんばるぞ~~!!


※彫紙アートは商標と特許により技法と名称の使用が保護されています。彫紙アートの作品を発表・販売・指導は日本彫紙アート協会の会員にのみ許可されています。

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